ダンサー向けメニューのはじまり
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ダンサー向けメニューのはじまり

2019年08月18日(日)12:00 PM

◆はじまり
Miracle Bodyでは、2011年開催のYAGP日本予選からコンクール出場者のコンディショニング指導と障害予防セミナーを行ってきました。当初は、慢性的なバレエ障害の治療や予防ためのセルフケア指導がほとんどでしたが、それに加えて、関節可動域改善のためのアドバイスや身体の使い方、動作改善の指導を行うことで、身体が変化し、パフォーマンス向上へとつながっていくことが大きな反響を呼ぶようになりました。次第にコンクールやオーディションの結果として海外留学やプロとして階段を昇っていく子どもたちがMiracle Bodyには増えていき、プロダンサー養成のためのトレーニングスタジオとしての役割を担うようになってきたのです。

◆今後のクラシックバレエ界に必要なもの
社会全体が数値化されたデータを活用する時代となり、例えばスポーツの世界ではその情報を根拠にした指導がなされることで、選手のパフォーマンスレベルが非常に向上しています。その多くが個人的な経験や感覚に基づいて指導が行われてきたクラシックバレエの世界もこの流れの方向に向かうことは間違いないでしょう。平たく言えば…その人にとって正解のルルベやプリエ、引き上げ、ターンアウトが誰の目にも分かるようになってきているわけです。

それと同時に、SNSが普及して誰もが情報を発信できる時代だからこそ、その情報の正確さや信憑性が問われています。情報を手に入れることは出来る…しかし、それが正しいのかどうか?どのように活かすのか?指導者の指導方法や受け手側の享受能力が非常に重要になっていくと考えています。

◆指導方法について
指導とは、必ずしも「教える」ことが必要なのではなく、子どもたち自身の気付きや考えを元に課題を設定し、それに自分自身で取り組み、解決する力を高められるように「導く」ことだと考えています。指導者に言われたから…ではなく、自分自身を理解すること…それこそが上達への一番の近道であり、不調になっても自分で原因を見つけて修正出来る唯一確実な方法なのではないでしょうか?

クラシックバレエには、いわゆる「型=決められたポジション」が存在し、同時に自ら踊りを形作る「創造性」が求められます。Miracle Bodyのトレーニングでは、それらを両立させるために、子どもたち自身にまず、解剖学や運動学、運動力学といった身体に関するある一定の知識、理論とともに自分の身体への理解を求めます。自分の身体に実際に起こっていることを理解し、コントロールすること…年齢によって段階を踏みながら、指導者による言葉掛けや鏡を見るといった視覚にだけ頼るのではなく、自らの身体の感覚を確かめながら、ポジションや動きを形作っていけるように神経系のトレーニングをしていきます。

◆プロダンサーを目指す子どもたちの親御さんへ
指導とは「教育」だと考えています。忘れてはいけない大事なことは、大好きなクラシックバレエを通じて子どもたちの人間性が育まれること。親に出来ることは、結果ばかりを求めることではなく、子どもたちが自分の課題と向き合い、取り組める人間となれるように機会を与え、環境を整えることではないでしょうか?芸術の世界は必ずしも努力が報われない時もありますが、人間性が育まれ自立(自律)した人間となれれば、通用する場所、自分の居場所が必ず出てくるものと信じています。Miracle Bodyでは、主役である子どもたちひとりひとりと向き合いながら、目標を達成するための課題の設定や取り組むための動機付けのお手伝いをさせていただきたいと考えています。

◆バレエスタジオを主宰されている指導者の方へ
「クラシックバレエのレッスン自体が、最善・最適なトレーニングである」という考えから、Miracle Bodyでは、いわゆる筋力を鍛えるトレーニングではなく、動作改善を目的とした感覚および運動神経の活性化を伴うトレーニング指導をメインに行っています。各スタジオにおけるメソッドを共有することで、子どもたちが混乱しないように最大限考慮しています。

有り難いことに、これらをご理解いただき、生徒さんをご紹介いただく指導者の方も多くなってきました。プロスポーツの世界では、監督やコーチ、医師、トレーナーがそれぞれの得意分野を活かしながら選手が試合でより良いパフォーマンスを発揮出来るように分業しています。クラシックバレエの世界でも、このような複数の指導者や医療者による計画的な育成体制が整備されていくことを願っています。

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